SALON de NADIA
「オーガニックな美しさこそ、本来の美しさ。その価値観に心から共感しています。」
おもてなしスペシャリスト、おもてなしサロン「英華」主催
今月はおもてなしサロンスクール英華の主宰者であり、一般社団法人日本おもてなし推進協議会の専務理事もなさっている古川弘恵さんにNADIAの魅力を語っていただきました。
NADIAとの出会いのきっかけから、まずはお話くださいますか?
英国王室のキャサリン妃が結婚式につけていたピアスが、日本でも取り扱いがあると聞いて銀座SIXのメゾン・ド・ナディアに伺ったのがきっかけです。キャサリン妃と同じジュエリーも素敵でしたがそれよりもNADIAを見て、なんと綺麗なのだろうとすぐ心を奪われました。
メゾン・ド・ナディアの接客も古川さんの心に響いたそうですね。
私は、おもてなしというテーマでサロンスクールを開いておりまして、家族と一共に住んだ英国のカルチャーと日本人らしい人を思いやる心を併せ持った、おもてなし精神を伝えております。
日々、人の心に寄り添うコミュニケーションの大切さをレクチャーさせていただいていますので、やはり、お店での接客というのは何とはなしに気になってしまいます。その点、こちらのお店では、ジュエリーに対する造詣が深く、目が行き届いているスタッフの方がいらして…NADIAのファンになったのはお店の印象の良さもございますね。
古川さんにとってNADIAの魅力とは何でしょう?
オーガニック、というところが、まずございます。自然の石が持つ美しさを大事にするというのはとても好きな姿勢です。
私は、紅茶はもちろんのこと、なるべくオーガニックな食材を日々使うようにしていますが、人間の知恵など及ばないのが自然の力だと思っております。ですから、自然に対するリスペクトを前提とするNADIAは、とても共感いたします。
また、”大人可愛い”とよく言われますが、大人が身につけるのに値する品格と可愛らしさを兼ね備えたジュエリーは、実はあるようでなかなか無いものです…そんな中、NADIAのジュエリーは、クオリティもデザインも確かな”大人可愛い”ものが揃っている印象です。お似合いになりそうな方々にも自信を持って、いつもお勧めしているのですよ。
古川さんのスクールではアフタヌーンティーを通して、大人の女性の魅力を高める様々なレクチャーをなさっているとお聞きしています。例えば、アフタヌーンティーの際、気を付けるべきジュエリー使いなどございますか?
特に決まり事はございませんが、ティーカップなどかなり高価な食器が出る場合もございます。ですから、大きなジュエリーなど、陶器を傷つける可能性があるものは避けた方がよろしいです。またロングネックレスなども、フードを手で取る際に揺れて茶器を傷つける可能性があるので、こちらも避けたほうがよろしいかと思います。
カクテルドレスなど肌の露出が多くなる夜の社交の場では華やかな大きめのジュエリーが相応しいですが、お昼間の肌の露出が少ないアフタヌーンドレスには上品で繊細なジュエリーが相応しいというのが、マナー的な考え方です。
古川さんがイギリスに滞在中、思い出にも残るアフタヌーンティーはございますか?
一番思い出深いのは、コッツウェルズのマナーハウス、ハイブリーコートホテルでのアフタヌーンティーです。ドラマ「ダウントンアビー」に出てきそうな領主様のお屋敷をそのままホテルにしているのですが、雰囲気がまさにイギリスらしい、という感じで素敵でした。また再訪したいなと思っております。
サロンではジュエリーのつけこなしかたも教えていらっしゃるとか。ジュエリーの選び方に何かコツはございますか?
肌色、骨格などあるのですが、まず大事にしていただきたいのは直感です。あ、これ好き!とピンとくるジュエリーは、実はご縁があるのです。ジュエリーとの出会いは一期一会なので、まずその直感を大事にすることでしょうか。
また、私がよく申し上げるのは、「宝石箱は女性の履歴書」ということです。人生の節目に買った宝石が並んでいくのは女性の人生の履歴書の項目が増えるようなもの。少しずつ大切に集めていっていただきたいなと思っております。
それがやがて娘さん、お孫さん…と後世に渡っていく…そんな価値観もお伝えしています。
ジュエリーはやはり受け継いでいくものですよね。
そうです、ですからNADIAのノーヒート、ノーオイルのオーガニックな姿勢に、その点でも共感しています。人工的なものはいつか色褪せるものですから。
NADIAのジュエリーで憧れのジュエリーはございますか?
人生の宝石箱に加えたいのは、プティ・トリアノンシリーズとロンドシリーズですね。宮廷文化を感じるものが好きです。息長く、コレクションしていきたいですね。
最後にこれからの抱負などお聞かせください。
現代はモノに溢れておりますし、何でもデジタル化の時代です。リモートなどで人との関わり方が変わっていくのも時代の流れと思っておりますが、だからこそ今、人間力が大事なのではと考えております。実際にお会いしたい、この方の意見を聞きたい、とお店や会社に足を運ぶ動機はやはり、その方の人柄です。そういった五感に響くようなコミュニケーションスタイルはデジタルの時代だからこそますます大切になってくると思っています。私のサロンでは「人を笑顔にする心の豊かさ」を教えておりますが、その考え方をもっと伝えていきたいですね。本来日本女性が秘めている素晴らしい魅力を引き出して明るい社会への活力としていきたいですね。
ロンドン滞在中にアンティークマーケットで買い求めたというティータイム用の品々。
ガラスの器はジャム専用のもの。またカトラリーの肢は白蝶貝があしらわれ、彫刻を施した繊細な美しさが魅力。どの品も思い出深いものだとか。
またサロンでも使われる紅茶は、 北欧の「セーデルブランド」。
スウェーデン王室御用達で、ノーベル賞の晩餐会でも供される逸品です。
サロンのホームページからも購入が可能に。www.hiroestyle.com
お母さまから譲り受けたロレックスの時計に、あえてエレガントなリングをコーディネイト。上級者なコーディネイトテクニックは、ジュエリーと寄り添った華やかなキャリアがあってこそ。
古川弘恵さんのプロフィール
おもてなしサロンスクール英華代表・おもてなしセミナー講師
創業87年になる老舗に生まれ代々培ったおもてなし精神と海外在中に身につけた社交マナーを学べるスクール開講。中でも『英国式アフタヌーンティーおもてなしマナー講座』では全国また大人の文化講座でも定評あり多数開催。おもてなしエキスパート育成講師も務める傍ら、社会で活躍する女性のためにコーチングスキルを生かしたマナーサポートで輝くためのステージアップする活動も行っている。
写真=杉山節夫