SALON de NADIA

「ああ、この人だからNADIAが似合うのよ。そういう風に言われる女性になるのが将来の夢です」

株式会社「ストリーム」代表取締役、作家、研修講師

櫻澤香さん

今回は、銀座、大手町にあるカレーショップ「蜂の家」を、またラグジュアリーな個人旅行を手配する「ストリームツアーズ」を運営。接客マナーの講師も務める櫻澤香さんにNADIAの魅力について語っていただきました。

NADIAとの出会いのきっかけから、まずはお話いただけますか?

「大丸松坂屋百貨店の役員さんから、GINZA SIXの内覧会のご招待状をいただき、初めてMaison de NADIAに入ったのがきっかけです。他のお店と違って入りやすい雰囲気なのが印象的でした。そこで初めてNADIAを拝見し、すっかり魅入られました」

櫻澤さんにとってNADIAの魅力はどんなところにあったのでしょう。

「まず心惹かれたのは、なんといってもダイヤモンドの美しさでした。私はダイヤモンドの白い輝きが好きなのですけれど、NADIAの輝きはスッと引き込まれる特別な魅力を感じるのです。
おうかがいしたところ、同じ高品質の1カラットのダイヤモンドでも、バイヤーの方がひとつひとつ石としてのプロポーション、厚さなど、実に総合的に見て選んでいらっしゃるとか。単にFカラーアップで1カラット、だけではNADIAの白い輝きにはなれない。そんなこだわりを聞いて感動し、ますますNADIAのファンになったのです。「お客様は感動しなければ買わないよ」とは、私がいつも接客の講演で話すことですが、まさにその通りでした。これから時間をかけて少しずつ集めていくつもりです」

接客マナーの講師もなさりつつ、また銀座、大手町ではカレーショップ「蜂の家」を、海外にも旅行会社を経営と実に幅広くご活躍ですが、どんな時にジュエリーを楽しんでいらっしゃるでしょうか。

「プライベートでももちろんですが、私にとってジュエリーは良き仕事のパートナーでもあるのです。

特に海外では…。実は年に一度、インターナショナル・ラグジュアリー・トラベル・マーケットという商談イベントのために海外に行きます。これは富裕層向けの旅行業界の商談イベントで、世界中から招待された旅行業者が集まるのですが、現地の5つ星ホテルでガラパーティが催されるのが恒例になっています。その際、商談でいかに疲れていてもその雰囲気は持ち込まず、私はフルレングスなどきちんとドレスアップして行くようにしています。場にかなった装いをすると、周囲の評価は、特に海外ではやはり上がるんですよね。またそういう女性のドレスアップした心を汲んで、海外の男性は着飾った女性を実に褒めてくださいますが、特にジュエリーは褒めポイントなんですよ。Made in JAPANのジュエリーであればさらに興味を持って話が弾むんです。NADIAの繊細なジュエリーは必ず注目の的になります。とても頼れるビジネスパートナーです。」

複数の仕事を持つライフスタイルの先駆けでいらっしゃいますが、これまでの人生でジュエリーのように輝く心に残る出来事、エピソードなどございますか。

「8月に歌舞伎座が、再開いたしました。歌舞伎座の隣に構えている「蜂の家」も長い苦闘がありましたが、おかげさまでやっとこの幕開けを迎えました。やはり歌舞伎座が開くと、人の出入りは確実に違います。
そんな再開場の初日に、片岡愛之助さんがご来店くださいました。奥様の紀香さんもご一緒です。次の日、新聞記者さんから、「昨日愛之助さんに、どちらに行かれるのですか?と尋ねたら『蜂の家さんです。』と言ってらしたよ。」と教えていただきました。
このことがきっかけで、「蜂の家」は多くのメディアに取り上げられました。
ご夫妻の思いやりを深く感じました。飲食店が大変と知って、応援してくださったのです。
涙が出るほど嬉しく、忘れられない素敵なエピソードです。

最近は多角経営に関する本も出版なされたとか。その本をお書きになった理由はなんでしょう。

「出版のお話をいただいた時、まず思ったのが、起業する女性の役に立つ本を作りたいな、ということです。
よく起業の相談を受けるのですが、多角経営って実は女性に向いていると、私は思っています。母であり妻であり、仕事人であり…といろいろな配慮ができ、一瞬で気が回るのが女性の本質です。
そういう部分が生きるのが多角経営でないかしら、と思います。いろいろな活躍の場面を持つほうがバランスが良いですよ、やりたいことがあればやったほうがいい。

もちろんそれなりの努力は必要です。知識も必要です。そこで私のつたない経験が生かしていただければいいなと書いてみました。」

櫻澤さんが指す女性像どんな女性でしょう。また、そんな女性になれたら似合うNADIAは何でしょうか。

「子供のようだ、と笑われるかもしれませんが、私にとって目指す女性像はいたってシンプルなんです。優しい女性になりたい、優しくできる度量のある基盤のある女性になりたい、ということです。
いつか、NADIAのアトリエ・ブランシリーズのジュエリーを手に入れるのが夢ですが、その時には、周囲に「ああ、この人だから、このジュエリーが似合うんだな」と宝石に恥じない存在になれたら、人間として優しさに満ちていたら最高ですね。」

2000年記念に買った、限定のカルティエの時計のパウダリーグリーンに合わせて楽しんでいるのは繊細なサファイアのブレスレット。オーガニックならではのカラーがパウダリーなグリーンとベストマッチ。

グローブ・トロッター・ジャパンの会社で活躍していた時代の大切な思い出が葉加瀬太郎さん直筆のバニティケース。ミニトランクに油彩でペインティングされた貴重なもの。
手前は、ルイヴィトンの販売員時代にVIPのお客様からいただいた様々な小物。
希少なLVのペンケース、アジェンダカバー、ボールペンなどは、忙しい日々のモチベーションアップに貢献。

櫻澤香さんプロフィール

長崎県出身。株式会社ストリーム代表取締役。作家、研修講師。
ルイ・ヴィトン・ジャパンにて、常にトップの売り上げ成績を保持。
その後、グローブ・トロッター・ジャパンにて、国内、海外の店舗展開を手掛ける。
2005年に独立。レストラン、カルチャースクール、旅行代理店の経営を行う。
現在は東京銀座歌舞伎座横と大手町ファイナンシャルシティにてカレーショップ「蜂の家」を、またラグジュアリーな個人旅行を手配する「ストリームツアーズ」を運営している。
研修講師としては、接客マナーの指導法が評価され大手企業から依頼を多数頂戴している。
主な著書に「上質で選ばれる接客の魔法」(日本実務出版刊)
「小さな会社経営者のための多角経営術」(セルバ出版)

写真=杉山節夫


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